家出した弟を相続人探しで探偵に依頼

弟が家出、失踪しました。私が23歳の時、弟が20歳の時でした。元々長い反抗期を続けている状況で、厳しい両親と折が合わず、専門学校を卒業したと同時に家を出ました。それだけだと普通に自立して家を出たかのようですが、母の貴金属をごっそり持ち出して売却。

それも、後に貴金属買取業者からのハガキで確定しました。家を出てしばらくは電話やメールは通じていましたが、たびたびの家族からの連絡に辟易したのかプッツリと繋がらなくなり、年金の未払いの連絡、携帯電話の未払いの通知だけがくる状況でした。年金はそのまま放置すると世帯主が支払わなければ、世帯主の資産が差し押さえられるとの連絡をうけ、役所に赴き事情を説明して世帯をわけました。

住所をうつしていないのでDMなどは家に届きます。健康保険も父の扶養に入っていて、年に一度保険証を利用した履歴が届く時に、歯医者を利用しただの皮膚科にかかっただのという記載をみて、生きていることを確認できる状態でした。

その状態が7年続き、先月やっと連絡がつきました。母の突然の死がきっかけです。母の相続等の関係でハンコが必要になり、しかし行方がわからないので探偵を雇うか家裁に行くか…というところで、諸々の手続きの為に用意した戸籍に最近引越しをした記載があり、住所が判明したので連絡をとり、家族の中でもまだ反感を持たれていない私が会い、話をしました。

8年ぶりの再会に複雑な心境でしたがお互いの8年間を話し、円満に別れました。父は許してはいませんが親として心配していたのでホッとしていました。

わだかまりが消えたわけではないのでそこからはまた没交渉ですが、行方不明ではなくなりました。

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